ある繁華街から少し離れた裏通り、
古びた雑居ビルの一室に、
とても素敵な雑貨屋さんがありました。
建物は古いけれど、お店の入り口をくぐれば、そこは別世界。
見たことも無いような文具やカラフルな雑貨が、
きれいに並べられ、訪れる人たちを出迎えていました。
店長さんは気さくな人柄で、静かに流れる音楽も心地よく、
まるで、友人の家に遊びに来ているような気持ちになります。
いい店だなあ・・・。
そう思っていると、隣にいたお客さんが、 手に取ったショップカードを見てつぶやきました。
「このカード、お店の雰囲気に、全然合っていないね・・・。」
カードは真っ赤で、ロゴマークは太いアルファベット。
繊細なお店だというのに、とても力強いイメージのもの。
また、ロゴマークは文字を組み合わせているのだけれど、
統一感が無く、使っている書体はバラバラ。
カードと看板では、別のロゴに見えてしまうありさまでした。
「もったいない・・・。
せっかく、こだわりぬいてお店の雰囲気を作っているのに、
台無しになってしまってるよ。」
残念な気持ちと同時に、悔しさがこみあがって来ました。
もし、私が作ってあげることができていれば、 絶対こんなことにはしなかったのに・・・。
今では、パソコンがあれば、誰もがデザインを作れます。
それだけに、自分で制作をしてしまったり、
友人に頼んだりして済ませてしまうお店も少なくありません。
でも、理想のお店を作りたいとこだわり続けた、店長の熱い思いが、
ぎゅっと凝縮された小さなお店にこそ、ブランドを形にできるデザイナーの力が必要なんです。
小さなお店にもGood Designを。
こうして、Petit Productionの挑戦は始まりました。
2010年9月1日より、9月分のデザインオーダー受付を開始しました。 毎月10名限定のordermade10など、 今月も定員になり次第、当月分の受付は終了させて頂きますので、あしからずご了承ください。 (2010年09月1日)